🌸女性ケアコラム Lesson9

「あなたは血が足りない? それとも巡っていない?」

最近、こんなことありませんか?☺️

・朝起きても疲れが取れない
・顔色が青白い、またはくすんでいる
・手足が冷たい
・肩こりや頭痛がなかなか良くならない
・生理前になるとイライラする
・経血にレバーのような塊が出る
・生理が終わると、どっと疲れる
・肌や髪が乾燥する

「もう歳やからかな〜」

「最近忙しいし、疲れてるだけやろな😂」

そう思っていませんか?

でも私は、こういう相談を受けた時、もう少し身体を見てみたいと思います。

なぜなら、同じ「疲れ」「冷え」「生理の不調」でも、身体の中で起きていることは人によって違うからです。

今日は、東洋医学で考える 「冷え(虚証)」と「おけつ(瘀血)」 についてお話しします🌿

少し難しそうな言葉ですが、これが分かると、自分の身体を見るのが面白くなりますよ☺️

🌸女性にとって「血」はとても大切

東洋医学には「女子は血をもって本となす」という言葉があります。

女性の身体を考えるうえで、血はとても大切な土台だという意味です。

月経、妊娠、出産、授乳、更年期、閉経。

女性の身体は、一生を通して変化し続けています。

そして、東洋医学でいう「血(けつ)」は、血液そのものだけではなく、身体に栄養や潤いを届け、心を養う働きまで含めた考え方です。

この血の状態を見る時、私は大きく二つの方向から考えます。

足りていないのか。それとも、巡っていないのか。

もちろん両方重なっている方もいます。

だから、一つの症状だけで決めつけないことが大切なんです🌿

🌿① 冷え(虚証)タイプってどんな人?

例えば、こんな女性。

朝が苦手で、なかなか起きられない。手も足も冷たい。顔色が青白く、声も小さめ。胃腸が弱くて、食べるとすぐお腹が張る。

そして、生理が終わるとぐったりしてしまう。

こんな方は、東洋医学では「虚証」という見方をすることがあります。

虚証というのは、簡単に言うと、身体を支える力が不足している状態。

その中でも、血や栄養が不足している状態を「血虚(けっきょ)」と呼びます。

ただし、虚証と血虚は全く同じものではありません。

私は講義では、こうした状態を初心者さんにも分かりやすいように「冷え・虚証寄り」としてお話しすることがあります☺️

🌸 こんなサインが見られることも

・顔色が青白い、血色が薄い
・手足が冷えやすい
・疲れやすく、朝が苦手
・胃腸が弱い
・爪が薄い、割れやすい
・髪や肌が乾燥しやすい
・生理の経血量が少ない
・生理後に疲れやすい

ここで、少し考えてみてください。

毎月生理が終わると、顔色が悪くなって、立ちくらみがする。

そんな方がいたら、私はまず、食事量や栄養状態、月経による出血などを確認したいと思います。

実際の貧血が隠れている場合もあるので、立ちくらみや強い疲労が続く方は血液検査も大切です。

「虚証だから」で終わらせるのではなく、身体の状態をきちんと知ることが大切なんです☺️

🍠冷え・虚証寄りなら、私はこう食べます

こういう方には、私はまず「身体を消耗させすぎない食べ方」を考えます。

例えば、

🌿 根菜をコトコト煮る

人参、ごぼう、れんこん、大根などを、時間をかけて柔らかく煮る。

冷たいサラダばかりではなく、温かい料理を増やしてみます。

🫘 黒豆やなつめ、くこの実

東洋の食養では、身体を養う食材として使われてきたものです。

黒豆の煮物、なつめを入れた温かいお茶、くこの実を少し加えたスープなどもいいですね。

🍵 梅醤番茶や穀物コーヒー

冷えが気になる時、私は温かい飲み物を選びます。

カフェインの多い飲み物ばかりになっている方なら、穀物コーヒーなどに替えるのも一つの方法です。

🍚 雑穀を少し取り入れる

食養では、ひえ・あわ・きびなどの雑穀を取り入れる考え方もあります。

ただし、雑穀を増やせば貧血が治るという意味ではありません。

鉄分やたんぱく質など、必要な栄養がきちんと取れているかも一緒に見ます。

そして何より、ちゃんと食べること。

「身体を整えたいから」と、あれもこれも抜いていませんか?

食べる量まで減って、必要な栄養が足りていなかったら、元気になるものもなれません😂

私は、そこも大切にしています。

🌸② おけつ(瘀血)タイプってどんな人?

次は「おけつ」です。

東洋医学では、血の巡りが滞っている状態を瘀血と呼びます。

例えば、川を想像してみてください。

水がスムーズに流れている川と、流れが悪くなっている川。

同じ水でも、状態は違いますよね。

東洋医学では、血の巡りもそんなイメージで考えます🌿

🌸 こんなサインが見られることも

・顔色が暗く、くすんで見える
・唇の色が暗い
・目の下のクマが目立つ
・舌の色が紫っぽい
・舌の裏の血管が目立つ
・肩こりや頭痛が慢性的にある
・生理前に不調が強くなる
・経血が暗い色で、塊が混じる
・同じ場所に刺すような痛みがある

ここで大切なのは、これらがすべて瘀血を意味するわけではないこと。

舌の裏の血管が見えることも、クマがあることも、それだけで体質を判断することはできません。

また、瘀血は医学的な血栓や「血液が汚れている」という診断とは別の、東洋医学の概念です☺️

🌸生理前がしんどい? 生理後がしんどい?

ここ、今回ぜひ覚えてほしいところです。

例えば、Aさん。

生理前になると、イライラする。頭が痛い。お腹が張る。経血に塊が混じることもある。

でも、生理が始まって数日すると、少しずつ身体が楽になる。

東洋医学では、こうした経過を「巡り」という視点から考えることがあります。

一方、Bさん。

生理前はそこまでしんどくない。

でも、生理が終わったあとに、ぐったりする。顔色が悪くなり、立ちくらみもする。

こちらは、血や栄養の不足、実際の貧血なども考えていきたい状態です。

同じ「生理がしんどい」でも、見るところが違うんです。

ただし、生理前後の不調はホルモン変化や月経量など、さまざまな要因で起こります。

「生理前=瘀血」「生理後=虚証」と決めつけるのではなく、見立てのヒントとして考えてくださいね☺️

🌿冷えているから、全員温めたらいい?

ここも、食養の面白いところです。

例えば、手も足も冷たい人。

一方で、手は温かいのに、足だけ冷たい人。

同じ「冷え性」と言っても、身体の状態は同じとは限りません。

東洋医学では、冷えと瘀血が重なっていると考えることもあります。

だから私は、

「冷えてますね!じゃあ生姜をたくさん食べましょう!」

だけでは終わらせません😂

顔色は? 舌は? 便は? 月経は? 食事は? 睡眠は? どんな時に冷える?

そこまで見ていきます。

両方の傾向があるなら、一方へ極端に寄せるのではなく、私はまず中庸を意識した食べ方を考えます🌿

🍂巡りが気になる方に、私ならこうします

秋は、東洋医学の五行では「肺・大腸」の季節。

空気が乾燥し、朝晩は少しずつ冷えてきます。

私はこの季節、食事を重たくしすぎず、旬の食材を取り入れることを大切にしています。

例えば、

🤍 大根
焼き魚や油っぽい料理に大根おろしを添えたり、温かい煮物にしたり。

🍄 きのこ類
しめじ、舞茸、しいたけなどを蒸し料理やスープに。

🌿 白ねぎ・大葉・生姜
香りを楽しみながら、料理に少しずつ取り入れます。

🥬 旬の葉物野菜
おひたしや蒸し野菜など、胃腸の状態に合わせて調理します。

そして、動物性の脂や揚げ物、甘いものが続いているなら、私は一度食事を軽くしてみます。

ただし、肉や魚を食べること自体が瘀血の原因と決まっているわけではありません。

大切なのは、今の身体に合った量や組み合わせを考えることです☺️

🌸感情も、身体と無関係ではありません

私は講義で、血の巡りと感情の関係についてもお話ししています。

ずっと怒っている。ずっと緊張している。誰かのことを考えて、いつもイライラしている。

そんな時、身体にも力が入っていませんか?

肩が上がっている。呼吸が浅い。奥歯を噛みしめている。眠りも浅くなる。

反対に、大笑いしたあとや、心から安心できた時。

身体の力がふっと抜けることがありますよね☺️

もちろん、怒るだけで血液がドロドロになる、笑えば血液がサラサラになるという単純な話ではありません。

でも、ストレスや緊張が身体に影響することはあります。

だから私は、食事だけではなく、心の状態も一緒に見ていきたいんです。

何を食べるかも大切。どんな気持ちで毎日を生きているかも大切。

身体と心は、別々ではありません🌿

🌿翔子のひとこと

私は、女性の身体って本当にすごいと思っています☺️

毎月の生理。妊娠や出産。更年期。閉経。

もちろん、経験することは人それぞれです。

でも、身体は一生を通して変化しながら、私たちと一緒に生きてくれています。

だからこそ、

「最近疲れてるな」

「生理前だけしんどいな」

「なんでこんなに冷えるんやろ?」

そんな時に、年齢のせいにして終わるのではなく、少しだけ身体を見てあげてほしい。

足りないのかな? 巡っていないのかな? それとも両方かな?

そして、今の私には何が必要かな?

整えるって、何でも足すことでも、何でも減らすことでもない。

自分の身体を見て、今の自分に必要なものを選べるようになること。

私は、それが食養の面白さだと思っています☺️🌸

✍️今月は「冷え? おけつ?」セルフチェック

今回は、いつものワークを少し変えてみます☺️

最近の自分に当てはまるものをチェックしてみてください。

🌸 A|冷え・虚証寄り

□ 顔色が青白い
□ 手足が冷えやすい
□ 朝起きるのが苦手
□ 胃腸が弱い
□ 生理後にぐったりする
□ 疲れやすく、声に力がない

🌿 B|おけつ寄り

□ 顔色がくすんでいる
□ 唇の色が暗い
□ 目の下のクマが目立つ
□ 肩こりや頭痛が続く
□ 生理前に不調が強い
□ 経血に塊が混じる

Aが多かった方は、冷えや不足という視点。

Bが多かった方は、巡りという視点。

両方当てはまる方もいると思います。

これは診断ではなく、自分の身体に興味を持つためのチェックです。

当てはまる数だけで体質を決めず、月経の変化や強い疲労、めまいなどが続く場合は、医療機関でも確認してくださいね。

そして最後に、一つだけ考えてみてください。

「今の私の身体に、何をしてあげたら喜ぶかな?」

温かいものを食べる? ちゃんと栄養を取る? 少し歩く? 湯船に浸かる? 今日は早く寝る?

まずは一つでいいです☺️

自分の身体を知ることから、自分を大切にする暮らしを始めていきましょう🌸